自動車のインストルメントパネルやコンソールといった内装部品の 構造設計を行っています。 どんなデザインも実際に形にならなければ製品としては成立しません。 内装部品は、金型に樹脂を流しこむことで形になります。
デザイン上では良くても、そもそもその金型を作成するには 莫大な費用がかかる、ということもあるのです。 そうしたデザインが製品と成り得るのかの検証や、 その形状で安全性は確保されるのかといった検証も行っています。
最近では、3Dデータを作成するだけでなく、 プロジェクトの指示を出す立場になりました。 チームメンバーは国籍が違うこともありますし、 一人ひとりの経験もさまざまです。 全体を業務を見渡す視野の広さも必要ですね。
今後したいことは大きく2つあります。
一つは、今一緒に仕事をしている後輩を育てながら、
今後の教育体制を整えていくこと。
そしてもう一つが、技術者として、1から10までの
全ての工程に携わり製品を生み出すこと。
最高なのは、自らが組織したプロジェクトチームで、
「設計したものがその過程でほとんど修正を必要とせず、
世の中に出された。」そんな最高傑作と言えるような
製品をイチから生み出すことですね。